高名な精神科医の随筆。この方の書かれたもの、いつも一味足りないというかどっちつかずというか、今回もそんな感じ。社会性に何かがあるような気がする。ただ、自分の精神状態を検分する時には意外に役立つ。目次の見出しを質問として、「俺はどうなんだろう?」と考え、頁を開き「まあ、こういう考えもあるかもな」なんて。真剣に困っている時なんかは決して手にしない、全然役立たない類い。まあ、そんな時役立つ本なんかはないのだけれど。だから今、精神的には安定している状態なんだろう…そんなふうに使う健康補助薬としての「随筆」。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
随筆
- 感想投稿日 : 2014年1月27日
- 読了日 : 2014年1月27日
- 本棚登録日 : 2014年1月27日
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