男性自身 木槿の花 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1994年1月1日発売)
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 再読。読んでいて気持ちよいのは、切れ味良い文体、昭和時代の温もり、作者の人柄と思想の根本に安心できるからだろう。事故死した向田邦子氏について詳しいが、作家というのはこういう距離でこういうふうに書くものなのか。解説の久世光彦氏の文章が凄い。何だか「あ、うん」の世界のようだ。毎年正月の向田邦子脚本、久世光彦演出、田中裕子主演のTV特別番組を見たいと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 随筆
感想投稿日 : 2013年12月25日
読了日 : 2013年12月25日
本棚登録日 : 2013年12月25日

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