
一言でいうなら、いじめられっ子だったヒロインと、いじめっ子のヒーローが、大人になってから出会い、仲良くなるお話。
ヒロインが教師として悩みながら成長していく様が丁寧に描かれている。
文章も読みやすく、わかりやすく、風景描写も過多ではない。学校行事もリアルで、なつかしい気持ちになった。
ただ、私自身も男の子にいじめられた経験があるため、いじめっ子に信頼を寄せるヒロインにはまったく共感できなかった。
いじめたやつが謝罪して、ちょっとばかり役に立ったからといって、いじめの事実はなくなりはしない。ヒーローが声をかけてくるだけで気持ち悪いし、怖いと何度も思った。
作者さんはとてもやさしいひとなのだろう。
私ならば、ヒーローがこっぴどくふられる話にしてしまうところだ。
- レビュー投稿日
- 2018年11月11日
- 読了日
- 2018年11月11日
- 本棚登録日
- 2018年11月11日
『あの日、茜色のきみに恋をした。 (マイナビ出版ファン文庫)』のレビューへのコメント
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