遺跡調査隊が発掘作業をしていたヤリミア遺跡で起こった事件を、看護婦エイミー・レザランが記録した物語です。
隊長である考古学者エリック・ライドナーの妻、ルイーズ・ライドナーに、死んだはずの元夫からと思われる脅迫状が届きます。周りの人はただのいたずらだと思い本気にはしていませんでしたが、ルイーズは恐怖に怯えていました。
そしてある日、本当に殺されてしまいます。
“外部の人間が奥さんの部屋にはいるには、入口の門を通って、中庭を横切らなくてはならないのです。だが、守衛とコックと小間使いの少年の一致した証言によれば、外からはいってきたものはいなかったというのです”よって、“犯人は外からはいってきたのではないー内部にいたのだ。(p142)”と考えられます。
偶然ハッサニーを通ることになっていたポアロが調査を依頼され、捜査に協力することになります。ポアロは、事件は“ミセス・ライドナーの人格をめぐって発生している(p365)”と考えます。彼女は、とても魅力的で、本当に美しい女性でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外ミステリ
- 感想投稿日 : 2017年6月10日
- 読了日 : 2017年6月10日
- 本棚登録日 : 2017年6月8日
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