高校時代にどはまりした作品。実家にあるが、立ち読みがてらパラパラと読み始めたら止まらなくなってしまい、10年ぶりくらいに同じ本を買ってしまった。
恋愛のペースというか、この本の中を流れる小説独特の時間の流れ方が好きだなあと思う。
その中に守られているのが、とても気持ちが安らぐ。誰からも攻撃されないような安心感を感じられる。
綺麗に消した真っ黒な黒板に、よく尖ったチョークできれいに書いた文字のような作品。
いま読み直すと、センセイが、男の人というよりも上品な女性なような感じが、しないでもない。
今好きな人がちょうど年上で敬語でやりとりしているので、それと重ねて胸キュンしたり、とにかく自分の心のなぐさめられるように読むことができる、いい本だなあと思う。
昔、この作品が「気持ち悪い」というレビューを読んだことがあって、そういう人もいるんだなあと思った。誰かと一緒に人生を過ごすことができるなら、この本を好きだと思える人がいいなあと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
4 恋愛青春
- 感想投稿日 : 2019年3月25日
- 読了日 : 2019年7月20日
- 本棚登録日 : 2019年2月13日
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