賢者の贈り物

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  • 青空文庫 (1999年12月9日発売)
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この話は貧しい夫婦のクリスマス・イブに起こったお話である。二人には貧しいながらほかの人に誇れるものがあった。それはデラの美しい髪とジムの先祖代々受け継がれてきた金時計である。二人はお互いへのクリスマスプレゼントを買うためにその誇れるものですら売ってしまうのである。
度々出てくる1ドル87セントという言葉がクリスマスプレゼントを買うためにデラが美しい髪を売るしかなかった経済的な仕方なさを強調しているのではないかと思った。
また、デラが美しい髪を売るのを決意した場面でそのうちに涙が一粒、二粒、すりきれた赤いカーペットに落ちましたということからいつの時代も髪は女の命のようなものだという考えが存在するようにベラにとっても美しい髪は貧しい生活の中でも誇れる大事なものであったのではないか。その大切の髪を売ってまでジムへのクリスマスプレゼントを買ったことにデラのジムに対しての深い愛情が表れているのではないかと思った。ジムもデラと同じように先祖代々受け継がれてきた金時計を売ってまでしてデラへのクリスマスプレゼントを買ったところに深い愛情が表れていると思った。結果として、二人はすれ違ってしまうことになってしまったがお互いを思って贈り物を選んだという相手を大切に思う気持ちこそが素敵な贈り物になったのではないかと思った。

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感想投稿日 : 2020年1月20日
本棚登録日 : 2020年1月20日

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