サラバ! (上)

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本棚登録 : 6864
レビュー : 591
著者 :
なにぬねのんさん チョイ役だけどにゃんこ登場   読み終わった 

本を開いて読み始めると思うこと。

うわー。テンション高っ!
(力技で物語に)ずりずり引きずり込まれる、
ぐわんぐわん巻き込まれる。
アイデンティティーとは。
自分を形作るものとはと考え込む。

活きのいい魚を急に持たされたように、
どうしていいのかわからなくなる。
…結果やっぱり読書って体力いるわ、とぐったり。

それでも面白くて目が離せない。
圷家の息子、歩くん目線の物語。

受け入れ、諦めること。
それに抗いまくる母と貴子。抗わない父と歩。
どちらかというと抗って納得しない私。
歩が家族との生活の反動で惹かれる芯がある人々に、
私も憧れを抱いてしまいます。

母国ではない国で生活すること。
初めての国での母の「嘘やろ」「阿呆か」
帰ってきた日本での「嘘やろ」「阿呆か」
これだけは譲れないってものがいかに脆いものなのか。

価値観がそうなのであれば、
人間の素の部分なんてもっとですよね。
脆いから揺れるから人間なんでしょうけど、
どうしたら芯が通っていくのかを、
歩と一緒に探しています。

歩の「諦観」がどのようになるのか。
自ら引きずり込まれて下巻に進みたいと思います。

レビュー投稿日
2015年3月30日
読了日
2015年3月30日
本棚登録日
2014年11月4日
14
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