思考脳力のつくり方 仕事と人生を革新する四つの思考法 (角川oneテーマ21 C 186)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047102309
作品紹介・あらすじ
システム思考が新しい仕事と素晴らしい人生をつくる!仕事に恋にお金…日々起きる人生の問題を解決するには、どうすればよいのか?あなたは人生の経営者。ビジョンを創る脳力を鍛えることだ!"人間の思考"を分析してきたロボット工学者が、究極の思考法を大公開。
感想・レビュー・書評
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カオス理論について勉強している最中に見つけた本。仏教思想についてもう少し深めたいと思った。
本書内容まとめ
・思考法には要素還元思考、システム思考、ポストシステム思考、システム思想の4つがあり、順々にステップアップして理解することができる。4つの思考法は補完関係にあり、自在に行き来することが重要
・要素還元思考では、一つの要素を深く掘り下げる。西洋的な学問の基本。
・要素が二つ以上あればそれはシステムであり、システム全体の問題を明確化したり解決したりするのがシステム思考。多様な視点で物事を捉える。ツリー型、マトリックス型、ネットワーク型のツールがあるが、これらはあくまでモデルに過ぎない。
・実際の現実は複雑系であり、論理的思考でシステム全体を予測することはできない。ポストシステム思考では、唯一絶対の正解ではなく、より満足度の高い解決策を目指す。創造的に解を構築するアーキテクティングと、複数人で話し合い相互理解をするアコモデーションがある。
・すべての物事は無我であり、思考もコントロールできるものではない。ありのままを生きる状態がシステム思想。
*本書について触れているノート
https://note.com/junasega/n/n58d12c2bc786詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
十牛図
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・物事を小さく見ているときは解が見つかりやすい。(要素還元思考を使って分析できる)
・ただ、少し大きなものの見方をすると、1要素が成り立つには、多数の他要素が必要だと気づき、それを含めて解を探す。(システム思考)
・しかし、要素をテーマにし、テーマとテーマの繋がりを見ていくともはや、解は見つからず、満足のいくものをヒネリ出すしかない(ポスト・システム思考)
・上記のすべてを理解したうえで、論理ではない部分で理解する悟りがシステム思想。認めること。 -
複雑系システムが、カオス的な振る舞いを見せるとき、システム思考は問題を解決できないだろう。
要素還元的、システム思考的、ポスト・システム思考的、システム思想的の4つの段階の思考法を、どれかに固執する訳ではなくい。包含関係としてわかった上で適材適所に組み合わせて考えろというメッセージが書かれている。 -
ポストシステム思考と、システム思考と、要素還元と、どれもちゃんと踏まえたうえでの老荘思想。難しいね。
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難しい。なかなか、これを全て理解するのは難しい。今の僕には、この本のエッセンス少しだけしか理解できてない気がするけど、この本を通して著者が言いたかったことの大切さは何となく分かる。
もう少し時間を置いて、また読み返してみると、また少しだけ理解が深まるんじゃないかと思う。
万人受けする本ではないと思いますが、僕は面白いなと思いました。難しいですが…。 -
システムという考えを根幹に、
これからの日本に必要とされる思考法を綴った内容。
言い回し、表現されている言葉、どれをとっても分かりにくく、
全く理解できなった。
この本の内容を、この思考法を元にサマリーして欲しい。 -
正直わかりにくい