
スリップをご存知ですか?スリップとは新刊本に挟まっている細い短冊のような紙のあれです。
長年書店に務めてきた著者によるスリップの活用方法が紹介されています。
現代では「POS」(販売時点情報管理)の普及によって、商品の販売時にレジでバーコードをスキャンする事で販売状況が集計されます。その統計を見ることで、どのような商品がどれだけ売れたのかの事実が容易に確認できるのです。
本書ではPOSのデータのみにとらわれず、スリップに書いてある情報をいかにして読み取るのか。そして、棚作りにどう活かすのかについて、100枚以上に及ぶ著者によるスリップへの書き込みをもとに解説されています。
本の内容としては書店員向けの実践法だが、売る側の思考が知れるので、本を手に取る側としての視点が広がりました。
- レビュー投稿日
- 2019年6月16日
- 本棚登録日
- 2019年6月14日
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