晩秋の陽の炎ゆ (角川文庫 緑 407-53)

著者 :
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本棚登録 : 12
感想 : 1
4

2016/10/5読了。
西村寿行らしいハードロマン。安徳帝を守護した一族の末裔たるヒロインが、狼犬を連れて一族の仇を追う。それがやがて暴力団やら少林寺拳法軍団やら謎の組織まで絡んできて、一族の財宝をめぐる五つ巴の争奪戦に。ヒロインが敵の手に落ちてハードロマンな目に遭わされるシーンもお約束。
荒唐無稽と言えば荒唐無稽、マンネリと言えばマンネリだが、漫画(劇画?)と思って読めば楽しい。この荒唐無稽さやマンネリズムは西村寿行独自のもので余人の作風をもっては代えがたいし、西村寿行の資料の読み込みが半端ないのは伝説的なところ。妄執の作家だが妄想だけでは書いてない。昭和量産エンタメ小説の醍醐味を堪能。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸一般
感想投稿日 : 2016年10月6日
読了日 : 2016年10月6日
本棚登録日 : 2016年4月16日

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