Academic Writing for Graduate Students: Essential Tasks and Skills (Michigan Series in English for Academic & Professional Purposes)
- Univ of Michigan Pr (2012年7月9日発売)


学術的な記事(論文や本のレビューなど)を書く訓練を目的として,大学院生向けに書かれた本です.説明の後にTaskがあり,また説明が始まり…という流れで一貫しています.
基本的に授業で扱う教科書のような立ち位置なので,Taskで「パートナーと議論しましょう」というような指示が頻繁にあります.でも,だからといって独学に向かないか?というと,決してそういうことはありません.それぞれのUnitにたくさんあるTaskは,独学者でも出来るものが多いです.
評価の★が5ではなく4なのは,本書が様々な分野を並列して扱っているため,自分の分野には当てはまらない記述も,それなりに多く出てきているからです.従って,これは参考にならないな…という内容もあったことは否めません.
こういう教育を,日本でも修士・博士課程の間にしっかり行うべきだよなと,読んでいて感じました.僕はちょっと読むのが遅かったかなとも思いましたが,それでも,課程修了までに読んでおいて良かったです.良い本でした.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
語学書
- 感想投稿日 : 2017年6月18日
- 読了日 : 2017年6月18日
- 本棚登録日 : 2017年6月18日
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