盤上の敵 (講談社文庫)

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本棚登録 : 1324
レビュー : 177
著者 :
なおさん  未設定  読み終わった 

北村薫は覆面作家シリーズ以来なんだが、覆面作家シリーズのようなふわふわほのぼの路線を期待して読むとえらいめにあう。
ノベルズ版のまえがきにはこう書いてある。

「あらかじめ、お断りしておきたいのです。今、物語によって慰みを得たり、安らかな心を得たいという方には、このお話は不向きです――と」

で読んでみるとまさにその通り。弱ってる時には読まない方がよい本。

時系列に沿って話がすすむ部分と、登場人物(複数)による独白や回想の部分が混ざっており、最初はよくわからないまま作品の世界に入っていくことになるのだが、読み進めていくうちにはっきりとわかってくる。
ただそのはっきり現れてくる世界が、良いものかというと、弱っている時には勘弁してよ、という世界ではあるのだが。
タイトルの「盤上」というのがチェスだということは、表紙を見ればわかるし、目次をみてもわかる。
誰と誰の戦いなのかは読み進めていくうちに明らかにされていく。

普段は本は通勤の電車の中でしか読まないのだが、続きが気になったので、家でも結構読んだ。
そのくらい面白かった。
でもねえ、読後感がねえ…

弱っている人には★1つ。元気な人には★4つくらいで。

レビュー投稿日
2015年5月17日
読了日
2015年5月17日
本棚登録日
2015年5月17日
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