元女優、鈴子の妖艶さは引退した今も失われていない。
鈴子と夫の克彦、そして娘の日阿子が居心地よく過ごせるように心を砕くのは、家政婦の暁子だ。
鈴子の家で以前、働いていたことのある女が暁子の前に突如現れる。
彼女たちにはそれぞれが抱える秘密があった。
「ほどほどがいちばん」と、幸せになりすぎるのを恐れる暁子が悲しい。
そうは言っても、この物語を読むと、彼女たちは男がいなくても強く生きて行ける気がするから不思議。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年5月30日
- 読了日 : 2016年5月29日
- 本棚登録日 : 2016年5月29日
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