1995年6月4日、9歳の二人の少女は49日間の軟禁を余儀なくされた。
一人はチョン・ヨヌ。
記憶を失った彼女にとって、
自分だけが事件の詳細を知らないというのは恐怖だった。
もう一人はユシン。
自身を守るため意図的に消した記憶。
それぞれの事件の様相が淡々と描かれていく。
皮肉なことに年月が経てば忘れ去られてしまう。
それがいいことなのか。
タイトルの
「みんな知ってる、みんな知らない」がしっくりくる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年3月5日
- 読了日 : 2021年3月5日
- 本棚登録日 : 2021年3月5日
みんなの感想をみる