結婚志願 (角川文庫 緑 287-3)

著者 :
  • KADOKAWA (1973年6月1日発売)
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感想 : 4
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そろそろ結婚を気にする年になるから読んでみた。
文章表現が物足りなく感じられ、ストーリーもまあまあ。
後半は読み飛ばしてエンディングだけ読んだ。

最近私は結婚に対して消極的である。
たった一人の人とこれから50、60年間も一緒に過ごすだなんて考えられないのだ。太宰治の「人間失格」ではないが、少なからず私も他人のことが分からなくて恐れている部分がある。他者と接することで傷つくことを怖いと思ってしまう。そんな人間が他人と二人三脚で建設的に生きてくことが出来るのであろうか。
ただ、子供は欲しい。
そうなると道はシングルマザーか、と最近では考えている。

この本では、モリの友人たちがどんどん結婚していくが、その中に年収や容姿だけを気にする人がいた。モリ自身はそのような条件による理想像は掲げておらず、「ピン」とくる人と結婚したいと言っている。

どちらの言うこともなんとなく分かる。「ピン」とこない限り私も結婚したくないし、条件が整わなければ落ち着いた人生を送ることが出来ないのではないかとも思う。…まあ要するに全てを満たすパーフェクトな人を見つけたらいいのか(ー▽ー)あと数年で私の結婚観も変わっているといいな。

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感想投稿日 : 2011年10月29日
本棚登録日 : 2011年10月29日

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