臍の緒は妙薬

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本棚登録 : 40
レビュー : 9
著者 :
黒百合お七さん  未設定  読み終わった 

 4編収録された作品集で、私にとって初めて読む河野作品だったりする。どの作品も含みがあったり、余韻が残りまくる幕切れがなんともいえません。飄々として明朗で、独特のおかしみのある作風が印象に残った。 印象に残ったのは、やはり表題作の「臍の緒は妙薬」だろうか。とある老齢の女性の、「臍の緒」を巡る旅である。作品で描かれる生と死に、胸が詰まる思いがしたし、臍の緒を探ることは結局、自分のルーツを、根源を手繰り寄せることなのかなあと思った。 それにしても臍の緒に、そんな効能があったとは。驚愕。臍の緒、大切に保管しておかなくちゃね。 最後の一文が、効いている。しみじみ。

レビュー投稿日
2007年5月12日
読了日
2007年7月4日
本棚登録日
2007年5月12日
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