股間若衆 男の裸は芸術か

  • 新潮社 (2012年3月30日発売)
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本棚登録 : 294
感想 : 38
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ページを開くといきなり男性裸体像の股間のアップ(爆)。
「とろける股間」「曖昧模っ糊り」というネーミングセンスが素晴らしい。

“男性の裸は芸術か猥褻か”明治以降の男性の裸迫害史&
それにともなう股間表現史が面白かった。
完全と風景と化してしまって、あってもそうと気づかない&
あえてガン見しないようにしている股間若衆の「股間」を扱った労作。
こんな風に巡礼はしないまでも意識して見るようにしたい!!

個人的には「股間漏洩集」の「男の写し方」、「薔薇族」創刊から
三島由紀夫のくだりに興味津々。
そうだったんだ!見たいよその写真!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館本
感想投稿日 : 2012年10月27日
読了日 : 2012年10月27日
本棚登録日 : 2012年10月27日

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コメント 1件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/12/25

「男性の裸迫害史」
初めてデルヴォーの絵を見た時の衝撃は忘れられませんが、男性のアレについて記憶が曖昧なのは、興味ないからスルーしていた?日常的過ぎて何も感じない?(立派だったらコンプレックスを抱いたでしょうね)、、、
探究心旺盛な木下直之に拍手!

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