夜行観覧車

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本棚登録 : 6949
レビュー : 1125
著者 :
naonaonao16gさん  未設定  読み終わった 

おそらく、再読です。でもちっとも覚えてない。そして、初めて読んだ時よりも違う読み方をしています。
最初は湊かなえさんの描く、ドロドロとした人間像を中心に読んだのでしょう。
でも今は。
親子関係、特に母子関係、を中心に読みました。とてもリアル。「ポイズンドーター・ホーリーマザー」を読んで、改めて湊かなえさんの描く母子って根深くて苦しいなって思っていたけれど、「夜行観覧車」も、とてもリアルに描かれていて。
「ポイズン~」のベースとなるような作品でした。

高橋夫婦の会話から、何も分かっていない遠藤夫婦に引きました。これじゃ、彩花はしんどいよね。
日常は意外と普通に過ぎていく。そんな中で何気なくかける言葉に、子どもが日々傷ついたり、苦しんでいたとしたら。子どもに逃げ場はない。親は、子どもに期待する。そして特に、母親にとって子どもは分身のような存在だ。けれど、子どもは、親の期待通りに生きないし、ましてや分身なんかでは決してない。
子どもの人生を決めるのは子ども自身だから。作品に登場した、主に4人の子どもたちの人生に幸があることを祈っています。

レビュー投稿日
2018年12月15日
読了日
2018年12月15日
本棚登録日
2018年12月2日
3
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