新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1993年11月30日発売)
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本棚登録 : 320
感想 : 34
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なんだかんだで大君が1番幸せだったんじゃないかなと思う。
結局拒むことが正解となると悲しくなってしまうけど。

薫がどうしようもない。
こういう男が1番たちが悪い。

田辺聖子さんの源氏物語、ようやく読了。
宇治十帖になってからはイライラしながらなんとか読み終える。

源氏や頭中将には可愛げがある。
憎たらしいこともあったけど、しょうがないなぁって部分があった。
薫と匂宮にはそれがない。
自分のことばっかり。
その分浮舟は拒み通せてスカッとした。

源氏物語は全体を通して身代わりに…ということが多かった。
イヤになる。
どうして20年前は感動できたんだろ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年12月8日
読了日 : 2016年12月8日
本棚登録日 : 2016年12月8日

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