自分、未だにロマン主義論をキチンと読んだことはなくて、ほぼ頭の中で構築した、歴史の流れから推察する妄想みたいなものばかりでニヤニヤ…じゃない萌え萌え…でもない、考えてきたんだけど、こう何かしら読んでみると、文学ロマン主義が『政治的にならざるを得ない』ことの根本的な理由が見えてくるから面白いとは思う。
ロマン主義の渦中にいて、やはり自身ロマン主義世代の特徴を備えているトクヴィルの、しかし随所に見られる特殊性とか、その特殊性(自己矛盾)ゆえに分裂しかねない自己を押しとどめる役割を果たしている考え方とかを、主要ロマン主義と対比させつつ論じられていて面白かった。
以後、感想ではなく。
第1部(だったかな?区分)は理解も容易だったけど、第2部(だったよな…)は、自分の詩にたいしての知識不足が祟ったように思う。目下、課題。そもそも文学ロマン主義と詩は切り離せないよなぁ(好むと好まざるとに関わらず)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
フランス−文化・風俗
- 感想投稿日 : 2013年1月5日
- 読了日 : 2012年6月28日
- 本棚登録日 : 2013年1月5日
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