広島、長崎に落とされた原爆は一瞬にして十数万人の命を奪った。この物語は「原爆症」という放射線障害によって、何十年経っても、恋を奪われたり、差別されたりと原爆が過ぎ去ったものではないことをおしえてくれる。
一章の「夕凪の街」では原爆の悲惨さを描いているが、その後を物語る「桜の国」は絶望に負けずに生きてきた人々の心情を桜の花びらに託している。
後世に残したい漫画の一作だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
まんが
- 感想投稿日 : 2015年8月9日
- 読了日 : 2011年3月23日
- 本棚登録日 : 2011年3月23日
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