「言葉にできる」は武器になる。

著者 :
  • 日経BP 日本経済新聞出版 (2016年8月1日発売)
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・ 言葉は思考の上澄みにすぎない
・ 言葉において大切なのは、人を動かす力ではなく、人が動きたいと思わせる力である
・ サンテグジュペリが説いたように、自分が行いたいことや、やらせたいことを命令するのではなく、人の心をわくわくさせたり、ときめかせるしかないのだ
・ 「内なる言葉」新居式を向け続ける習慣こそが重要である
・ 頭の中が悩みや思考でいっぱいになっていると、どうしても他の可能性を考えるスキマがなくなってしまう。そこで、今考えていること、つまり、頭の中に浮遊する内なる言葉をいったん頭の外に出すことで、考える余地を生み出すのだ
・ 頭がいっぱいになった=よく考えたと誤解してしまう
・ 内なる言葉へのアプローチ
1) なぜ?:考えが深まっていく
2) それで?:考えが進んでいく
3) 本当に?:考えを戻していく(そもそも)
・ 自分が今なにを考えているかを見失ってしまった際には、中傷度を上げて、よりコンセプトに近い内容を考えるようにすれば、出発点に戻ってくることができるようになる
・ アイデアのグルーピング
時間軸:過去・現在・未来
人称軸:自分・相手や他人
事実軸:本当・思い込み
願望軸:やりたい・やるべき
感情軸:希望・不安
・ 自分の常識は、先入観であると心得る
・ 自分との会議を有意義にするのは、入念な準備しかない(午前に時間を取る、雑務は前日に片付ける、早めに寝る)
・ 想いをどれだけさらけ出せるか
・ 言葉を重ねて用いることで、力強さが加わり、伝わる速度や理解の深さはまるで違うものになる。(絶対は絶対にない、など)
・ 生きるとは呼吸することではない。行動することだ(ルソー)
・ 断言は人々を導く「旗」になる
・ ひとりの胸に深くしみいる言葉や、心を揺さぶる文章は、多くの人にも同じように響くものである。逆説的にいえば、誰にとってもわかりやすく書かれている言葉や文章であっても、たったひとりの心をも動かさないものは、誰の心も動かすことはない
・ ふたりの言葉法(ふたりにしかわからないコンテクストをいれる)
・ 体験の幅を広げることが、動詞の幅を広げることにつながる
・ 「〇〇って、△△だ」で新しい名前を付ける。できるだけ真逆の言葉の方がいい
・ 性質と本質:あらゆる性質は本質から生まれる。
・ 会議と議論:ただ話し合うことが会議であり、意見をぶつけ合うことが議論
・ 文句と意見:文句は否定でしかなく、意見は前進するきっかけになる
・ 意味と意義:意味はその事柄を行わなければならない理由であり、意義は積極的な理由
・ 自分だけの「似て非なる言葉リスト」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 【ビジネス】わかりやすい表現追求
感想投稿日 : 2018年2月18日
読了日 : 2018年2月18日
本棚登録日 : 2018年2月18日

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