何の前情報もなくタイトルと裏表紙の紹介に惹かれて買った。
タイトルからしてどろどろの展開になるかと思ったが、主人公の友人と称する語り部を据えて、奇妙な恋愛事情を軽妙に描き出している。
どちらの女性も魅力的で、また、双方にいい顔をするヴァランタンも不思議と憎めない。
しかし最後どちらを選ぶのかと思ったら……そうきたか!と苦笑してしまった。
あの台詞について私の解釈が間違っていなければ、だが。
それにしてもパルヌ夫人の最後の言葉が粋だなあ、と感心した。かっこいい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外作品
- 感想投稿日 : 2011年5月18日
- 読了日 : 2011年2月6日
- 本棚登録日 : 2011年2月23日
みんなの感想をみる