ネタバレ注意!
フルバ、名前はきいてたけど
やっと読んでみました。
優しいはなしだった。
12支の設定、とても面白い。それぞれ結構なトラウマや闇を抱えていてシリアスで重いはずだけど、一貫してあたたかかった。ギャグや画の柔らかさが良いバランスをつくってる。
なにより透のおかげだね。
あんまりいい子すぎるヒロインってわざとらしくて、なんとなくあざとくて、好きになれない場合もあるけど、透は本当にあたたかく感じた。そして、すごい良いこと言ってる(何様)
他のキャラもそれぞれとてもたってる。
登場人物多くてたまに誰が誰だか忘れたけど。
違和感に思うところも多々あった。
例えば、
①言葉が多い(ストーリー的に自分との闘いだから心理描写多いのは致し方ないけども)
②透母の許さないのくだりとか、そもそもソウと透母に繋がりあった(さすがに出来すぎ)
③最後のシーンはおばあちゃんおじいちゃん!?そこまで時間経っちゃう?!
④みんなが幸せになれるようにか、これでもかって程、身近でぽこぽこカップル誕生
でもまあよし。
なによりユキが幸せになって(恋愛的な意味で)本当に良かった。
透とは結ばれなさそうだなって感じ始めた時から、ユキの悲しい顔は見たくない!諦めるのにどんな苦しい理由付けをしてくるんだろう!って心が痛かったけど、母性を感じてたってことに妙に納得した。元々ユキは母親の愛情を求めてたから、透ならありえる。あと、優しいひと=好きなひととは限らないものだし。
マチと結ばれたのは予想外だけど、ユキの辛い姿を見ることにならなかっただけでもうオールオッケー。笑顔になれて本当に良かった。
長い連載だからフルバと共に歩んできたって人も多いだろうし、それがまた根強いファンを育てたんだろうな。私は一気読みだから、そんな思入れはないけど、それでも、なんとなく、大切にしたくなるおはなし。
- 感想投稿日 : 2016年7月8日
- 読了日 : 2016年7月8日
- 本棚登録日 : 2016年7月8日
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