あと一歩のところで曖昧な本。この伊藤とかいう人がカリスマ塾長でもなんでも構わないが、あまり文章から知性が感じられなかった。例えば養老孟司や齋藤学のように、鋭い語感や堅牢な理論構築力の煌めきが、この本にはなく、個人的には二流(紛い物)の類だなあと。エビデンスばかりのデータベースのような本も固くて読みにくいが、たった一人の人間の、少ない経験則と感覚と根性論と理想だけで本を書いちゃったなー、って印象です。
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- 感想投稿日 : 2017年11月3日
- 読了日 : 2017年11月3日
- 本棚登録日 : 2017年11月3日
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