オノマトピア――擬音語大国にっぽん考 (岩波現代文庫)

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  • 岩波書店 (2010年7月17日発売)
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物音や動物の鳴き声を擬音表現したものを、英語で onomatopoeia (オノマトペ)と言う。
ところが、日本語には擬態語という非音響的な事柄を描写することばもたくさんある。
聴覚をinputとし、outputしたことばが擬音語。
視覚、味覚、嗅覚、触覚、痛覚をinputとし、outputしたことばが擬態語。
コトコトは擬音語。
ピカピカ、ピリピリ、プンプン、ザラザラ、ズキズキは擬態語。
見るという動作では、「チラッと」「ジーッと」「ジロリと」などが使われる。
肉体の眠気をウトウトと表すのは脳の活動状態?
外国の人が日本語のオノマトペを学ぶのはむつかしいでしょうね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本語
感想投稿日 : 2018年10月15日
読了日 : 2018年10月15日
本棚登録日 : 2018年9月17日

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