最近は★5つを乱発しないようにしているのですが、本書はためらうことなく★5つです。
児童向けのミステリだと思ってましたが、対象はちょっと上の中学生以上のようです。
ですが、読書好きな小学校高学年なら楽しめそうなストーリーです。
中学1年生のテッドが物語の語り部で、見聞きしたものを素直に受け入れ論理的に解釈する優れた頭脳で謎を解決していきます。
テッドの頭脳と張り合うように、自分も謎解きに挑戦しながら読みました。
サリムがロンドン・アイから消えた謎については、これが怪しいと目を付けたものがテッド予想の中にもあって当たりでした。
当たりでしたが詳細はかなり違っていて、複雑な仕掛けがありました。
さらに、謎はサリムが消えたように見せかけたことだけでなく、消えたトリックが暴かれた後も姿を表さないという2つ目の謎がありました。
2つ目の謎はちょっとしたハプニングによるもので、ここに気づいたテッドの推理は見事でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説 - 外国
- 感想投稿日 : 2022年9月13日
- 読了日 : 2022年9月13日
- 本棚登録日 : 2022年8月28日
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