どう捉えたら良いか、難しかった。
荒唐無稽なところが多々出てくるけれど、笑って良いのか、真正面から受け止めたほうが良いのか。かと思えば、濃密な文化論的な部分も出てくる。ある種のファンタジー(バスと慰問団が失踪する)でもある。明瞭な風景が思い浮かぶような描写力は、さすが。
でも、主人公のマシアス・ギリ大統領は、本当は何を目指していたんだろう。失脚することは物語の最初から決まっていたが、目指すところには、結局、たどり着けなかったというか。まだ頭が整理できていない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
フィクション
- 感想投稿日 : 2023年8月10日
- 読了日 : 2023年8月10日
- 本棚登録日 : 2023年7月25日
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