読んでいてとても疲れる本。
不謹慎だが読んでいると辛くていつ母は死ぬのだろうとばかり考えていた。最後まで読めたのは井上靖の美しい文章のおかげとしか言いようがない。母親の壊れ具合の形容のし方が冴えている。
壊れてしまった母親に対する壮年子供たちの愛情が読んでいて暖かくなる。親子の関係について考えさせられるものがある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本
- 感想投稿日 : 2012年9月17日
- 読了日 : 2012年8月17日
- 本棚登録日 : 2012年9月17日
みんなの感想をみる