秋田県御荷守(おにもり)村では50年に一度、貴神の嫁取りと呼ばれる祭が行われる。四家と呼ばれる村の名家からそれぞれ姫と呼ばれる嫁候補が集められ、そのうちの一人が御台として貴神の嫁に選ばれる。
大正、昭和、令和の三章を通して貴神もとい鬼の正体と嫁取りの儀の真相に迫る。
大正パートはいわゆる因習村ホラーだったものが昭和パートでは横溝正史風のミステリーになり、令和ではSFへと展開する。
ホラーのつもりで読んでいたから急展開に正直混乱する部分もあったけど、昭和のミステリーについてはきちんと論理的に解決したし、読み応えはあった。昭和パートが1番面白かったかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2025年1月29日
- 読了日 : 2025年1月29日
- 本棚登録日 : 2025年1月29日
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