プラタナス、銀杏、楓など、身近な街路樹や散策に出かけた山野で見つけた木の葉を収集し、顔料に卵の身をまぜたテンペラ画で緻密に美しく写しとった画文集。数ある絵画表現の中で、なぜ木の葉を描くことにしたのか、そのいきさつを綴ったエッセイが忘れがたい印象を残す。本を閉じる頃には、著者のライフスタイルも見えてくる。絵だけでなく、文章も楽しみたい一冊。
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樹の本
- 感想投稿日 : 2008年9月30日
- 本棚登録日 : 2008年9月30日
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