いくさの底

著者 :
  • KADOKAWA (2017年8月8日発売)
3.26
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本棚登録 : 242
感想 : 43
3

ミステリーでした~~
内容は戦時下のビルマでの殺人事件。
この人?こうだったのか~と思います。

少し印象に残ったとこを・・・
【本文より】
 男が更に何かを言いかけてとき、オーマサが「黙れ」と一喝した。しゃにわに振り返ったオーマサの顔は怒りに占められていた。
 「いいか、戦いというものは単純ではないのだ。鉄砲を撃ち合って勝った負けただのと言えることではないのだ。ここに暮らす我々にも、それはよくわかることではないか。子供のような勝手な資格など我々にはそもそもない。チジマスターに甘え、日本軍に甘え、あげく守られているのが、当たり前だと勘違いしている者があるなら、今すぐ家へ帰れ」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古処誠二
感想投稿日 : 2018年9月1日
読了日 : 2018年8月29日
本棚登録日 : 2018年8月29日

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