恋愛時代 上 (幻冬舎文庫 の 5-1)

著者 :
  • 幻冬舎 (1998年8月1日発売)
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感想 : 36
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恋愛と結婚の境界線ってなんだと思いますか。
わたし「好き」って気持ちが大きくなって、なりすぎちゃって、
恋愛なんかじゃ収まらなくなったとき結婚するんだって思ってました。

「恋愛時代」を読んで、違うのかなって思いました。
「私があなたを幸せにしたい」っていうのが恋愛だとしたら
「二人で幸せになりたい」っていうのが結婚なのかなと思いました。
愛の大きさが問題なんじゃなくて、
『この運命に俺と二人で殉じようとする気高い覚悟』が有るか無いかなのかなって思いました。

恋愛と結婚を、別物だとも思ってました。
恋愛は無理に続ける必要なんて無いけど、結婚は続けなきゃいけないから。
だから「好き」だけじゃダメで、もっといろんな必要要素があると思ってて。
でもちょっと難しく考えすぎてたかもしれない。
頑張ろうっていうお互いの思い一つあれば十分みたいです。



ということを考え込んでしまう一冊でした。

男性視点と女性視点が交互?に入れ替わるのは面白かったけど
個人的に、女性視点の文章がハマらなかったです、、
あと本筋じゃない部分がすごく細かく書かれてるのも苦手でした。
読み飛ばしまくった。(笑)

でも転々とする展開や気楽な会話・日常描写は面白かった。
特に大人のめんどくさい心情表現が上手くてすごいなあと思いました。
恋愛時代を経験した大人たちには
共感できる部分がかなりあると思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 恋愛
感想投稿日 : 2012年3月31日
読了日 : 2012年3月31日
本棚登録日 : 2012年3月31日

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