ニードフル・シングス (上) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1998年7月10日発売)
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感想 : 26
3

・1月18日に読み始め、23日に読み終えました。

・父からのお薦めです。

・や〜〜〜〜〜〜〜〜なの。怖いのかキモいのかどっちだ〜?って思いながら読んでたけど、これは悪意の方でしたね……?(まだ上巻) いやでも怖くもキモくもあるわ。悪意の土台に怖さとキモさをトッピングって感じですかね。ん? 何言ってる?

・これ内容とあんま関係ないんだけど一部の文字とか文書がでかくなるのすごいね。文庫ってこういうのできるんだ。原著がそうなっているんだろうな。


・ページ数を贅沢に使ってキャッスルロックの人たちがどんな人間関係を持ちながら暮らしているのか、どんな物でゴーントさんにとりこになっていくのがかじっくりじっくり書かれていてすーごく丁寧だなと思った。視点がコロコロ変わるから最初は混乱したけどキャラクターがいい意味ても悪い意味でも立ってるからすぐ慣れる。

・じっくり丁寧に書かれていたから、ゴーントさんが指示するいたずらやそれを行う人を見てそれはヤバい!!やるな!!とハラハラできる。これやられた方は今までの人間関係に照らして憎きあいつか……!!ってなるけど実行した人はまったく別の人なの嫌すぎるな。濡れ衣かかってるほうも相手に濡れ衣かけてるし。これキャッスルロックどうなっちゃうの?町壊滅しない?


・あと端々にな~んか嫌な感じで性的なことが書かれているの嫌だった("良くない"という意味ではなく)。私が元々男女の性的行為描写を得意としてないからもあると思うけど、なんか……これ書く必要あるか……?という嫌さ。この作品に掛かっている悪意の膜みたいのに加担しているように感じた。スティーヴン・キングがわりとどの作品でもそういうの書いている人だったらただの自分の快不快のヤツです。


・最後のスプラッタにはびっくりした。いやそうなるだろうとは思っていたけど超スプラッタじゃん。犬を害する人間は本当に最悪なので「ネッティ!!!いけ!!!!」と思っていましたけど(犬を殺したのはウィルマじゃないのはわかっているけどね。)。

・そう、犬を害するのはやめろ…… これは本当に…… わりと思ってたけどこれいたずらの域を超えてるだろ。みんなゴーントさんに「それはできません」って言わないし。犯罪を犯してもいいと思えるほど欲しいものってことなんだろうけどね。

・とにかく、犬に害を及ぼした人間は敵なので、私はアランのことを応援しています(応援?)。ポリーも好きだし。これ下巻はスプラッタ祭りなのかな~?うれしくないな~。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月24日
読了日 : 2023年1月23日
本棚登録日 : 2023年1月18日

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