われ万死に値す ドキュメント竹下登 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2002年2月28日発売)
3.27
  • (0)
  • (5)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 83
感想 : 6
4

90年代の政界に大きな影響を与えてきた竹下登元首相の一生に迫ったノンフィクション。これまでマスコミで報道されてきた表面上の事実だけでなく、裏社会との関わりという面からも厳しく真相に迫っている。

総理大臣就任前の一大イベントであった皇民党事件にまつわる考察は、中でも圧巻だった。竹下登という一政治家についてだけでなく、80年代〜90年代にかけての政界・財界・裏社会との密接な関係について、より深い知識を得ることの出来るノンフィクションであろう。

闇社会と政治の繋がりという自分の関心の深いテーマだけに、面白い本だった

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2005年12月2日
本棚登録日 : 2005年12月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする