90年代の政界に大きな影響を与えてきた竹下登元首相の一生に迫ったノンフィクション。これまでマスコミで報道されてきた表面上の事実だけでなく、裏社会との関わりという面からも厳しく真相に迫っている。
総理大臣就任前の一大イベントであった皇民党事件にまつわる考察は、中でも圧巻だった。竹下登という一政治家についてだけでなく、80年代〜90年代にかけての政界・財界・裏社会との密接な関係について、より深い知識を得ることの出来るノンフィクションであろう。
闇社会と政治の繋がりという自分の関心の深いテーマだけに、面白い本だった
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- 感想投稿日 : 2005年12月2日
- 本棚登録日 : 2005年12月2日
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