neetpfの本棚

「楽観派」にも「慎重派」にもなりたくないなら、この本でもう一度わかっていることの確認をするといいかもしれない。

一見健康で豊かに見える森。しかし、それは自然の中では遺伝子異常のものは生き残れないから。

安倍政権復活で原発再稼動が進むことが決定的となった。これは国民の消極的選択。2013年以降の原発事情を、この本を見ながら検証することになるだろう。

アイデア最高、ストーリーは御都合主義

ジェブレン人管理と精神的成長支援・・・まあ、なんて余計なお世話！

福島を中心に関東東北で起きていることの真実を探ろうなんてね。
『よくわからないから、東北の人にはモルモットになってもらいたい』そんな学者たちの気持ちを読み取ってしまう私はちょっとやばいかも。

惑星ミネルヴァ破壊の原因は！？悪党たちが愚か（迂闊）過ぎるのがいらつくが、ハリウッド的エンターテインメントだ、諦めよう。

あああ！過去の亡霊が！浦島効果で彼らは帰って来た！

先人たちの足跡を見つけて自分たちの立ち居地を知り、人類の将来への期待に胸を膨らませる。我ら、星を継ぐもの。

問題は多すぎた。
それは自ら知ろうとする者にしかもたらされなかった。

柏崎刈羽原発が証明した原子力行政と電力会社、御用学者の嘘

原子力発電所は、3分の2のエネルギーを熱として海に捨てている。しかし東京に直に原子力発電所を作れば、それでジャイアント・セントラル・ヒーティング・システムを造ることができ、捨てている膨大なエネルギーの有効利用ができる。

「スリーマイル、チェルノブイリに続き、「ハマオカ」が世界の共通語にならないとは、誰にもいえない」
『ハマオカ』ではなく、『フクシマ』が世界共通語になってしまいました。

足下を疎かにした明るい未来
反省のないまま、官民中途半端で悪循環
3・11は起こるべきして起こったのだ。
田原氏はなぜ、この後戦わなかったのだろう。戦っていたのだろうか。早い時期（1970年代）から知っていたのに。相手が強すぎたのか。

小説として原発問題を扱い、この作品で田原氏は会社を辞めた。
ふーん。今の田原さんと同一人物なのだろうか。ね。

福島第一原発事故対応がチェルノブイリ原発事故（1986）をトレースしていることを実感させる記録。事象から政策まで、まるでデジャビュのように。日本の反省のなさが浮き彫りとなる。

チェルノブイリ原発事故（1986）後のドイツ生活と放射性物質（食品）
日本は福島第一原発事故で同じことをしている。チェルノブイリの反省を生かせず、処理の仕方で悪用しているのではないか。

生きたまま高濃度汚染放射性物体

軌道エレベーター！そしてリング。えっ、宇宙人まで！？

20年もすると、福島第一原発を巡って同じような事件が発覚したりするのだろうか。原発マネーとエネルギーは大きすぎる。怖いね。

ははは、「メルトダウンなんてしているはずがない」なんて書いちゃ駄目だよ。これで評価が一つ下がった。せっかく原発問題を訴えているのに！

事故2ヶ月のまとめとしては価値あり。NHKの限界。

原発事故後の対応不手際の原因として、カテゴリを原発にした。
『官僚が国のために働けるようになって欲しい』という祈りの書。

これはひどい。是非、『10mSv/hまでなら細胞は完全回復』『一時的な被曝は500mSv以下なら発ガンしない』『300mSv/hまでDNA修復可能』を放射線の専門家たちに確認してもらいたい。
『1Sv/hで癌の増殖を抑える』は特殊な環境と治療のためであり、一般生活の中では死に至りますよね。
ああ、前提が酷すぎて、騙す目的としか思えない。
表紙の『ウソ』の文字はこの本自体を現しているかのようだ。