青空と逃げる (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社 (2018年3月20日発売)
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本棚登録 : 2863
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ミステリー性はほとんどないが、素晴らしかった。

早苗と力の母子が逃げながら、四万十、家島、別府、仙台、と点々としていく。

それぞれの土地で親切な人達と出会い、溶け込んでいく。その描写がとても丁寧で、方言も生き生きとしている。私も一緒に旅して、そこに住んだような気がした。

そして、仙台に来たところで「島はぼくらと」のヨシノちゃんが現れたのには驚いて、嬉しかった。震災のことも、親身になって思いやり豊かに描かれていて、そこは泣き通しだった。

また、この半年での二人の成長もよくわかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書
感想投稿日 : 2019年6月2日
読了日 : 2019年6月2日
本棚登録日 : 2019年5月29日

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