昨年度のお話会で第2位の人気だったので、並び替えして1位の「おにぎりのひみつ」の隣に。
まあまあ、こんなおおらかなお話もあるのね。
家に居ついている貧乏神に肩入れして、福の神を夫婦力を合わせて追い出すという話。
しかも福の神の忘れ物は「打ち出の小づち」だったというから驚き。
その後どうするかはもう予想通りで、夫婦は大金持ちになり、貧乏神はと言うと・・・
リズム感のあるテキストが読んでいて楽しい。
若干クセのある挿絵は飯野和好さんのもので、このユーモアあふれるお話にピッタリ。
山形地方にだけ伝わるお話らしく、あちらの言葉を生かして語るともっと味わいが増すように思うが、当然ながら絵本は全国区向け。標準語って、無味乾燥だわね・笑
語りで出来たら、どんなに楽しいだろう。
約10分。低学年から大人まで。
季節が年の暮れから年明けにかけてなので、ちょうど良いかも。
「打ち出の小づち」を持っていたらぜひ子どもたちにも見せたいのだけどなぁ。
いや、持った途端に欲が深くなって、誰にも見せないのかもね。
そういう部分で、殆どのひとがこの夫婦には頭が上がらないだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本・冬
- 感想投稿日 : 2019年1月14日
- 読了日 : 2019年1月10日
- 本棚登録日 : 2019年1月13日
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