おばあちゃんのこもりうた

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本棚登録 : 34
レビュー : 7
著者 :
nejidonさん 絵本・秋   読み終わった 

色彩豊かで明るい挿絵が、どのページにもいっぱい。
「すずちゃん」の家では、両親が働いているため、昼間はおばあちゃんとふたりでお留守番。
さほど場面展開はないので、部屋の様子が細かに描かれている。
小さなお子は、それだけでも安心して読めそうだ。

さて、大好きなおばあちゃんがどうやら具合が悪そう。
そこで「すずちゃん」は、一生懸命お世話することになる。
ところが、何をしても拙くて、たどたどしくて見ていられないほど。
それでよけいに「すずちゃん」のおばあちゃんを思う気持ちが伝わってくる。
ああ、こういうことって、子を持つ親ならきっと経験済みだろうなぁ。
子どもって、大人が思うよりもはるかに、こちらのことを思ってくれてるのだ。
もちろんこちらは見返りなんて一切期待することもなく(当たり前!)子育てしているから、ほんのわずかの孝行でも、涙腺が緩んでしまうというもの。

いつもおばあちゃんが歌ってくれる「ねんねんころりよ おころりよ・・♪」を、「すずちゃん」が今度は歌ってくれる。
そう言えばこの歌、私はどこで覚えたのだろう。
たぶん母親が歌ってくれていたに違いないのだが、記憶をたどってみても思い出せないくらい昔のこと。
でもそれは、きっと幸せなこと。
身体の奥に染み付いた記憶で、誰かのために何か出来るなら。
わが子も、この歌を引き継いで歌っていくのだろうか。

心がぽっとあったかくなる、可愛い小さなお話。
約6分。3,4歳から。

レビュー投稿日
2014年9月16日
読了日
2014年9月12日
本棚登録日
2014年9月12日
6
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