「大人とは」ということに向き合った本。大人論の本って珍しいと思ったので、書店で見つけて思わず購入し、あっという間に読了してしまいました。
内容は、著者が考える大人の構成要素を述べていく・・・というもの。大人の定義がまずあって、その後に大人たる者が行うべき物事について論じていくという構成ではなく(総論→各論。個人的にはこの方式のほうがわかりやすい。)、各論40個の積み上げにより総体としての大人論の展開となっている。
おそらく、読み切っただけでは、総論としての大人論はあやふやなままとなってしまうだろう。そこで、各論の具体的なポイントをWordにまとめ、各論から大人論を自ら抽象化してみる作業をしたほうがよいと思われる。この作業により、大人たる者に通底する要素が明らかになるだろうと思う。そして、その要素が何であるかを自ら把握することはとても大事だと思われるため、その点を提供してくれる本書には5点を与えたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自己啓発・教養・ビジネス書
- 感想投稿日 : 2014年12月21日
- 読了日 : 2014年12月21日
- 本棚登録日 : 2014年12月21日
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