既読140711

2014年7月12日

読書状況 読み終わった [2014年7月12日]

140705読了

2014年7月6日

読書状況 読み終わった [2014年7月6日]

知る人ぞ知る安達氏の自伝、考え、展望などがわかります。体力、気力、知力に溢れていて、今の疲れた日本の現状を鼓舞してくれます。

2011年7月4日

読書状況 読み終わった [2011年7月4日]

JOJOのホラー映画論。

ホラーというジャンルに対して非常に肯定的に捉えているのがいいですね。

バタリアン、ブロブ、アラクノフォビア、ファントム、ドリームキャッチャー
といったちょっとひねった、B級?と言えてしまうものにも触れているのが素晴らしい。

2011年7月2日

読書状況 読み終わった [2011年7月2日]

 100826~100827読了

読書状況 読み終わった

 100830~100831読了

読書状況 読み終わった

 100818~100825読了

読書状況 読み終わった

 100805~100817読了

読書状況 読み終わった

 100810~100812読了

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 100803~100809読了

読書状況 読み終わった

 100731~100806読了

読書状況 読み終わった

 100723~100731読了

読書状況 読み終わった

 100713~100722読了


 学園から離れた村での事件。ホームズ君の推理は冴え、ワトスン君は相変わらず振り回されてます。いい雰囲気です。




~~ 引用 ~~

 一弥は腹を立てて、警部にささやいた。
「またヴィクトリカの知恵を借りておいて、自分の手柄にするつもりでしょう? それなら自分から、彼女に力を貸してくれと頼むべきです。あなたのやることには、いつも筋というものが通っていないんです」
 ブロワ警部は、一弥の顔を不思議な目付きで見返した。その顔が少しずつ、なぜか悔しそうに歪んだ。そして吐き出すように、
「……絶対に嫌だ!」

2010年9月12日

読書状況 読み終わった [2010年9月12日]

 100622~100711読了

 外界から遮断された鉱山町。そこにいる異常な警官との戦い。相手は一人だけど、主人公側がほとんど戦力を持たないので、追い詰められる恐怖が大きい。
 地獄のマッドコップ・コーデルみたいだと思ったら、作中でも言及されていたよ。



~~ 引用 ~~
p101
「警官」ラルフはそうつぶやき、つい最近土曜日の夜にビデオショップから借りてきた『狂った警官《マニアック・コップ》』という映画のことを思い出した。


p144
「それにこいつはなんといっても、えーっと、……そう、国家的財産に当たる人を運ぶに適した輸送機関じゃない、とね。バイクのライダーが事故に遭う確率をご存じですか?ライディング時間を基礎にして見積もった数字をご存じですか? 自分は狼だし、国立安全委員会から月に一度資料がくるんで知ってますがね。……」
「そうだね」ちょっとまて、とマリンヴィルは内心で思った。警官は“自分は狼だ”とかなんとかいわなかったか?


p156
「で、とは?」マリンヴィルは訊き返した。
「ちゃんと処理するんでしょう? そうじゃないんですか? タック!」
 マリンヴィルの心臓がびくんと跳ね上がった。「タックって、それ、どういう意味なんだね?」
「自分はタックなんて言いません。あなたがタックといったんです」
 警官は腕を組み、微笑しながらマリンヴィルを見つめている。

2010年8月16日

読書状況 読み終わった [2010年8月16日]

 100622~100708読了

 タイムトラベルものの短編集。肌にあわないものもあったけど、ほぼ面白く読むことができた。



~~ 引用 ~~
p210 時が新しかった頃
カーペンターは身じろぎもせずに簡易寝台に横たわっていた。「ミス・サンズ」いきなり声をかける。「499,999,991×8,003,432,111は?」
「4,001,715,983,469,111,001です」ミス・サンズが答えた。

2010年7月17日

読書状況 読み終わった [2010年7月17日]
カテゴリ 和書(著者):他
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 100618~100621読了

 村山由佳デビュー作。
 主人公が青臭く、大人びたり子供過ぎたりする姿は、イライラするシーンもあるが、人間らしさをよく表現しているかも。



~~ 引用 ~~
p8
 電車の中の無気力な男たちの群れを眺めて、僕はげっそりとため息を付いた。この人達の仲間には入りたくない。この中に入ったが最後、僕は「僕」という人格を永遠に見失ってしまうような気がする。

p81
「あなたの年で、そこまで考える必要はないのよ。そんなことを考えなくてもいい時代が、人の一生にはちゃんと用意されているの。あなたは人とは違った環境の家庭で育ったせいで、その年にしてとても大人びてしまったけれど……そしてそれが、あなたをとても魅力的にもしているのだけれど、それでも、あなたになくしてほしくないものがあるの。いい意味での若気のいたりっていうか……そうね、つまり、手に入れると決めたら絶対あきらめない、強さや激しさみたいなもの」

2010年7月17日

読書状況 読み終わった [2010年7月17日]

 100602~100618読了

 2008年に邦訳されたクーンツ作品。以前のクーンツらしい、善と悪のスピード感あふれる追いかけっこが堪能できます。また、この作風を楽しめるなんて嬉しいです。
 レンガ職人のティム。ぱっとしない職業の主人公に見えて、やっぱりクーンツらしい正義感を持っていて好感が持てます。



~~ 引用 ~~
p149
「ぼくは普通のレンガ職人じゃない。腕利きのレンガ職人だ」

p330
「ばかみたいに聞こえると思うけど、あなたが家に現れてから、何もかもが猛スピードで進むもんで――あなたにお父さんがいるなんて考えもしなかった。お父さんのことは好き?」
「親父が好きかって? 何で嫌わなきゃならない? 親父はいい奴だ。最高だよ」

p422
「ああ、まさか」ふいに眩しくなった太陽の下で、楽な呼吸ができないほど重苦しくなった空気の中で、ティムはベンチから立ち上がった。
「あなたらしくふるまうのよ、ティム」
「ママ、ああ、そんな」
「いつものあなたらしくね。聞こえる?」「あなたらしく振舞ってね」「そうすれば大丈夫よ」

2010年7月16日

読書状況 読み終わった [2010年7月16日]

 100615~100616読了

 妖怪アパートシリーズの作者のもうひとつのシリーズ。
 劣等感を持った主人公の葛藤、おじいちゃんに会ってから新しい知らない世界に気づき、成長していく姿は勇気をくれます。
 今流行りのモンスターペアレントも登場しますが、バッサリ斬って捨ててくれてスッキリ。



~~ 引用 ~~
p38
 ニヤリと笑ったその、何だかものすごく人の悪そうな顔に、龍神は人生最大の危機を感じて泣きそうになった。しかし、
「わしは功の父親、秀士郎。お前のジジイだヨ、龍神」
 そういった男の笑顔が柔らかく溶けた。


p60
「『善は良い、悪は悪い』なんと単純で浅はかな考えか!!」
「えっ? ち、違うの!?」
「違うとも!!」
 秀治郎はきっぱりと言った。
「善は良い、悪は悪い。世の中がこんなに単純に割り切れるものならば、戦争も貧困もとうになくなっとるわ! それでもなお大人共は、しゃあしゃあと言うだろう? 『善人であれ』と。よくもまあ恥ずかしげもなくこんなたわ言をほざけるもんだ!」


p112
「おお、そうだろうとも!」
 秀士郎は人差し指をびしっと立てた。
「それが問題なのだ。龍神。この世で最も質の悪い人種とは『善人』なのよ」
「孤独を悪者だと思うな。孤独を嫌なものだと思うな。孤独とは、気高く、優しい友人だ。じっくり付き合ってみるがいい」

2010年7月11日

読書状況 読み終わった [2010年7月11日]

 100607~100614読了

 情けない主人公が、大金を手に入れるために誘拐をし、やはりうまくいかなくて――。勘違いから話が戻れない方向まで進んでいき、それでもその悲惨さが笑えます。
 主人公秀吉の悪になりきれない性格、少年伝助の純粋さがはっきりと物語の中で立っていて、最後もなんとかなるんではないかと思わせてくれる内容でした。



~~ 引用 ~~
p11
「なあヒデ。真面目に働けや。おめは人一倍真面目に働かなけりゃ、世間に認めてもらえねえんだ。最近たるんでねえか。無断欠席も多いしよ。そろそろ腰すえろ。俺のところ以外、おめえの行くところなんざねえんだぞ」


p38
「おたくのお子さん、まだ帰ってないでしょ」
 ――ええ、そうなんです。もう帰ってくる頃なのに。あら、何でご存知なの。
「預かってるんですよ。私、おたくのおこさんをね。うふふふ」
 ――あらあら、まあまあ。うふふ。


p43
「ふっふっふ。俺はな、今まで隠していたが悪なんだ。悪者なんだよ。ふふふふ」
「ふふふふ」伝助も笑い返してくる。
「笑うな」
「だって、全然、そうは見えないよ」


p133
「ツキさえありゃ一歩どころか百歩も先に行ける。でもな、ツキだけじゃダメだ。ツキを呼び込むためには、気合も大切だ。ツキと気合、人生に必要なのはそれだけだ」
「なるほどなあ。メモしとこ」

2010年7月11日

読書状況 読み終わった [2010年7月11日]

 100527~100604読了
 前作、「~ここにあり」では収め切れなかった作家のの短編が集められています。
 知らない作家ばかりでしたが、自分に合いそうなふしぎな話が結構ありました。

 川口松太郎「紅梅振袖」
 島崎藤村「ある女の生涯」
 十和田操「押入れの中の鏡花先生」

 がよかったです。

2010年7月11日

読書状況 読み終わった [2010年7月11日]
カテゴリ 和書(著者):他
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