既読140711
2014年7月12日
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ふたりはともだち (ミセスこどもの本)
- アーノルド・ローベル
- 文化出版局 / 1972年1月1日発売
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140705読了
2014年7月6日
知る人ぞ知る安達氏の自伝、考え、展望などがわかります。体力、気力、知力に溢れていて、今の疲れた日本の現状を鼓舞してくれます。
2011年7月4日
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荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)
- 荒木飛呂彦
- 集英社 / 2011年6月17日発売
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JOJOのホラー映画論。
ホラーというジャンルに対して非常に肯定的に捉えているのがいいですね。
バタリアン、ブロブ、アラクノフォビア、ファントム、ドリームキャッチャー
といったちょっとひねった、B級?と言えてしまうものにも触れているのが素晴らしい。
2011年7月2日
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文章を書くヒント 名文の秘訣から手紙の作法まで (PHP文庫)
- 外山滋比古
- PHP研究所 / 1997年11月6日発売
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100908~100909読了
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「超」怖い話Б (竹書房文庫)
- 平山夢明
- 竹書房 / 2003年7月30日発売
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100826~100827読了
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PSYREN-サイレン- another call1 紅蓮の聖誕 (JUMP jBOOKS)
- SOW
- 集英社 / 2010年9月3日発売
- 本 / 本
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100906~100907読了
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「超」怖い話M (竹書房文庫)
- 平山夢明
- 竹書房 / 2008年7月7日発売
- 本 / 本
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100830~100831読了
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童話ってホントは残酷 グリム童話から日本昔話まで38話 (二見文庫)
- 三浦佑之
- 二見書房 / 1998年12月1日発売
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100821~100826読了
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GOSICKs (I) (角川文庫)
- 桜庭一樹
- 角川書店 / 2010年3月25日発売
- 本 / 本
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100818~100825読了
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未来医師 (創元SF文庫)
- フィリップ・K.ディック
- 東京創元社 / 2010年5月23日発売
- 本 / 本
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100805~100817読了
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GOSICK (IV) (角川文庫)
- 桜庭一樹
- 角川書店 / 2010年5月25日発売
- 本 / 本
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100810~100812読了
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GOSICK (III) (角川文庫)
- 桜庭一樹
- 角川書店 / 2010年1月23日発売
- 本 / 本
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100803~100809読了
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多読術 (ちくまプリマー新書)
- 松岡正剛
- 筑摩書房 / 2009年4月1日発売
- 本 / 本
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100731~100806読了
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のんのんばあとオレ (ちくま文庫)
- 水木しげる
- 筑摩書房 / 1990年1月1日発売
- 本 / 本
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100723~100731読了
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デスペレーション (下) (新潮文庫)
- スティーヴン・キング
- 新潮社 / 2000年11月29日発売
- 本 / 本
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100712~100802読了
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GOSICK (II) (角川文庫)
- 桜庭一樹
- 角川書店 / 2009年11月25日発売
- 本 / 本
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100713~100722読了
学園から離れた村での事件。ホームズ君の推理は冴え、ワトスン君は相変わらず振り回されてます。いい雰囲気です。
~~ 引用 ~~
一弥は腹を立てて、警部にささやいた。
「またヴィクトリカの知恵を借りておいて、自分の手柄にするつもりでしょう? それなら自分から、彼女に力を貸してくれと頼むべきです。あなたのやることには、いつも筋というものが通っていないんです」
ブロワ警部は、一弥の顔を不思議な目付きで見返した。その顔が少しずつ、なぜか悔しそうに歪んだ。そして吐き出すように、
「……絶対に嫌だ!」
2010年9月12日
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デスペレーション (上) (新潮文庫)
- スティーヴン・キング
- 新潮社 / 2000年11月29日発売
- 本 / 本
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100622~100711読了
外界から遮断された鉱山町。そこにいる異常な警官との戦い。相手は一人だけど、主人公側がほとんど戦力を持たないので、追い詰められる恐怖が大きい。
地獄のマッドコップ・コーデルみたいだと思ったら、作中でも言及されていたよ。
~~ 引用 ~~
p101
「警官」ラルフはそうつぶやき、つい最近土曜日の夜にビデオショップから借りてきた『狂った警官《マニアック・コップ》』という映画のことを思い出した。
p144
「それにこいつはなんといっても、えーっと、……そう、国家的財産に当たる人を運ぶに適した輸送機関じゃない、とね。バイクのライダーが事故に遭う確率をご存じですか?ライディング時間を基礎にして見積もった数字をご存じですか? 自分は狼だし、国立安全委員会から月に一度資料がくるんで知ってますがね。……」
「そうだね」ちょっとまて、とマリンヴィルは内心で思った。警官は“自分は狼だ”とかなんとかいわなかったか?
p156
「で、とは?」マリンヴィルは訊き返した。
「ちゃんと処理するんでしょう? そうじゃないんですか? タック!」
マリンヴィルの心臓がびくんと跳ね上がった。「タックって、それ、どういう意味なんだね?」
「自分はタックなんて言いません。あなたがタックといったんです」
警官は腕を組み、微笑しながらマリンヴィルを見つめている。
2010年8月16日
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時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫)
- アンソロジー
- 東京創元社 / 2009年10月11日発売
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100622~100708読了
タイムトラベルものの短編集。肌にあわないものもあったけど、ほぼ面白く読むことができた。
~~ 引用 ~~
p210 時が新しかった頃
カーペンターは身じろぎもせずに簡易寝台に横たわっていた。「ミス・サンズ」いきなり声をかける。「499,999,991×8,003,432,111は?」
「4,001,715,983,469,111,001です」ミス・サンズが答えた。
2010年7月17日
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天使の卵 エンジェルス・エッグ (集英社文庫)
- 村山由佳
- 集英社 / 1996年6月20日発売
- 本 / 本
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100618~100621読了
村山由佳デビュー作。
主人公が青臭く、大人びたり子供過ぎたりする姿は、イライラするシーンもあるが、人間らしさをよく表現しているかも。
~~ 引用 ~~
p8
電車の中の無気力な男たちの群れを眺めて、僕はげっそりとため息を付いた。この人達の仲間には入りたくない。この中に入ったが最後、僕は「僕」という人格を永遠に見失ってしまうような気がする。
p81
「あなたの年で、そこまで考える必要はないのよ。そんなことを考えなくてもいい時代が、人の一生にはちゃんと用意されているの。あなたは人とは違った環境の家庭で育ったせいで、その年にしてとても大人びてしまったけれど……そしてそれが、あなたをとても魅力的にもしているのだけれど、それでも、あなたになくしてほしくないものがあるの。いい意味での若気のいたりっていうか……そうね、つまり、手に入れると決めたら絶対あきらめない、強さや激しさみたいなもの」
2010年7月17日
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善良な男 (ハヤカワ文庫NV)
- ディーン・クーンツ
- 早川書房 / 2008年6月25日発売
- 本 / 本
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100602~100618読了
2008年に邦訳されたクーンツ作品。以前のクーンツらしい、善と悪のスピード感あふれる追いかけっこが堪能できます。また、この作風を楽しめるなんて嬉しいです。
レンガ職人のティム。ぱっとしない職業の主人公に見えて、やっぱりクーンツらしい正義感を持っていて好感が持てます。
~~ 引用 ~~
p149
「ぼくは普通のレンガ職人じゃない。腕利きのレンガ職人だ」
p330
「ばかみたいに聞こえると思うけど、あなたが家に現れてから、何もかもが猛スピードで進むもんで――あなたにお父さんがいるなんて考えもしなかった。お父さんのことは好き?」
「親父が好きかって? 何で嫌わなきゃならない? 親父はいい奴だ。最高だよ」
p422
「ああ、まさか」ふいに眩しくなった太陽の下で、楽な呼吸ができないほど重苦しくなった空気の中で、ティムはベンチから立ち上がった。
「あなたらしくふるまうのよ、ティム」
「ママ、ああ、そんな」
「いつものあなたらしくね。聞こえる?」「あなたらしく振舞ってね」「そうすれば大丈夫よ」
2010年7月16日
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僕とおじいちゃんと魔法の塔 (1) (角川文庫)
- 香月日輪
- 角川書店 / 2010年1月23日発売
- 本 / 本
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100615~100616読了
妖怪アパートシリーズの作者のもうひとつのシリーズ。
劣等感を持った主人公の葛藤、おじいちゃんに会ってから新しい知らない世界に気づき、成長していく姿は勇気をくれます。
今流行りのモンスターペアレントも登場しますが、バッサリ斬って捨ててくれてスッキリ。
~~ 引用 ~~
p38
ニヤリと笑ったその、何だかものすごく人の悪そうな顔に、龍神は人生最大の危機を感じて泣きそうになった。しかし、
「わしは功の父親、秀士郎。お前のジジイだヨ、龍神」
そういった男の笑顔が柔らかく溶けた。
p60
「『善は良い、悪は悪い』なんと単純で浅はかな考えか!!」
「えっ? ち、違うの!?」
「違うとも!!」
秀治郎はきっぱりと言った。
「善は良い、悪は悪い。世の中がこんなに単純に割り切れるものならば、戦争も貧困もとうになくなっとるわ! それでもなお大人共は、しゃあしゃあと言うだろう? 『善人であれ』と。よくもまあ恥ずかしげもなくこんなたわ言をほざけるもんだ!」
p112
「おお、そうだろうとも!」
秀士郎は人差し指をびしっと立てた。
「それが問題なのだ。龍神。この世で最も質の悪い人種とは『善人』なのよ」
「孤独を悪者だと思うな。孤独を嫌なものだと思うな。孤独とは、気高く、優しい友人だ。じっくり付き合ってみるがいい」
2010年7月11日
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誘拐ラプソディー (双葉文庫)
- 荻原浩
- 双葉社 / 2004年10月12日発売
- 本 / 本
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100607~100614読了
情けない主人公が、大金を手に入れるために誘拐をし、やはりうまくいかなくて――。勘違いから話が戻れない方向まで進んでいき、それでもその悲惨さが笑えます。
主人公秀吉の悪になりきれない性格、少年伝助の純粋さがはっきりと物語の中で立っていて、最後もなんとかなるんではないかと思わせてくれる内容でした。
~~ 引用 ~~
p11
「なあヒデ。真面目に働けや。おめは人一倍真面目に働かなけりゃ、世間に認めてもらえねえんだ。最近たるんでねえか。無断欠席も多いしよ。そろそろ腰すえろ。俺のところ以外、おめえの行くところなんざねえんだぞ」
p38
「おたくのお子さん、まだ帰ってないでしょ」
――ええ、そうなんです。もう帰ってくる頃なのに。あら、何でご存知なの。
「預かってるんですよ。私、おたくのおこさんをね。うふふふ」
――あらあら、まあまあ。うふふ。
p43
「ふっふっふ。俺はな、今まで隠していたが悪なんだ。悪者なんだよ。ふふふふ」
「ふふふふ」伝助も笑い返してくる。
「笑うな」
「だって、全然、そうは見えないよ」
p133
「ツキさえありゃ一歩どころか百歩も先に行ける。でもな、ツキだけじゃダメだ。ツキを呼び込むためには、気合も大切だ。ツキと気合、人生に必要なのはそれだけだ」
「なるほどなあ。メモしとこ」
2010年7月11日
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名短篇、さらにあり (ちくま文庫)
- アンソロジー
- 筑摩書房 / 2008年2月1日発売
- 本 / 本
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100527~100604読了
前作、「~ここにあり」では収め切れなかった作家のの短編が集められています。
知らない作家ばかりでしたが、自分に合いそうなふしぎな話が結構ありました。
川口松太郎「紅梅振袖」
島崎藤村「ある女の生涯」
十和田操「押入れの中の鏡花先生」
がよかったです。
2010年7月11日