半分の月がのぼる空6life goes on (電撃文庫 は 2-22)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス (2006年2月10日発売)
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感想 : 45
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話がすっ飛んでいて、あれ?っと思わないでもないが、そこら辺はあとがきを読めば解る。

結局のところ、作者の素直な感情が吐露されていて、その部分に共感することは出来ないものの、冷静に受け止めることが出来る。

子供の頃、というか高校生の時に、将来に不安を感じることは全くなかったし、当然、今でも都会に対する憧れも恐れも全くない。

それでいて、作者の抱き続けていた抑圧された都会への想いを無視することが出来るかと言えばそうでもなく、昔であれば理解できなかったであろう人間をふと見つめることが出来るようになった自分の変化に驚くのである。

無理やりにハッピーエンドにしたと言いたくなるような展開でもあるが、別にそれでいいんじゃね。と、煙草を口に咥えながら呟きたくなるのだ(非喫煙者だが)。

全く持って損な役回りなのだよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(ライトノベル)
感想投稿日 : 2015年5月10日
読了日 : 2015年5月10日
本棚登録日 : 2015年5月10日

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