面白いほど詰め込める勉強法 究極の文系脳をつくる (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎 (2013年9月28日発売)
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本棚登録 : 335
感想 : 36
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自分が知らない本、学者、学説が多く、さらに煽るような過激な文体なので、読みにくいところも多かったですが、第2章「知を体系化するデータベース作成法」と第3章「ネット時代だからこその検索法」が参考になりました。

そういえば、いきなり長尾真(元国立国会図書館長)に噛みついているところがありました。
「入手困難な本は、複写化と著作権法で定めてくれればいいのだが、国会議員はどうも理解がない。
 単行本に収められた、わずか4ページの短編・論文でも、半分しか複写できないという言うのだ。私は呆れて問答したことがあるが、雑誌に載ったものなら、40ページあってもいいのである。だが、私が複写しようとしたのは、非売品だった。非売品のうちから40ページを複写しても、いかなる意味でも著作物保護の上で著作権者に損害は与えないのである。
 当時の国会図書館長は、情報工学者の長尾真だった。一体に、理系の学者というのは、こういう古い文献問題に冷淡である。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 知的生産(研究法/読書法/文章法/勉強法)
感想投稿日 : 2015年7月20日
読了日 : 2015年6月23日
本棚登録日 : 2013年11月9日

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