
ルソーは概説書から入んないと無理
書かれた時代もあるんだろうけどあちこち受け入れがたい上に、文体が読みにくくて苦戦。
言語に関する考察とか未開人に関する考察とか恣意的かなぁと…時代柄ですかね。
自然人というものに関する幻想が強い気がする。ヒトの一種のイデアとして「自然人」を設定してる感があるというか…
憐れみが自然状態で法律に変わるものだという観点は面白ろかった
p93
いろいろな観念や感情がつぎつぎに起こり、精神と心情とが訓練されるにつれて、人類は次第に柔順になっていゆき、結合は広がろ、きずなは緊密になる。人々は小屋の前や大木のまわりに周回することになれた、恋愛と余暇の真の子供である歌謡と舞踊が、ヒマになって群れ集まった男女の楽しみ、というよりむしろ仕事となった、各人は他人に注目し、自分もまた注目されたいと思い始め、こうして公の尊敬を受けるt子緒が、一つの価値をもつようにあった。もっとも上手に歌い、または躍る者、もっとも美しいもの、もっとも強いもの、もっとも巧みなもの、あるいはもっとも雄弁なものが、もっとも重んじられるものとなった。そしてこれが不平等への、また同時に悪徳への第一歩であった。この刺し世の頼子の異から一方で、は虚栄と軽蔑とが、他方では恥辱と羨望が生まれた。そしてこうsたいあたらしい酵母によって旗鼓起こされた発酵が、ついには幸福と向くとにとって忌まわしい合成物をうみだしたのであった。
p100
人々の才能が行道であって、例えば鉄の使用と食料の背負う人が常に正確なつり合いを保っていたとしたら、事物はこの状態においていつまでのひょうどうなままにとどまりえたであろう。しかしこのつり合いはなにもののよっても保たれなかったから、まもなく破られてしまった、もっとも強いものは余地奥の仕事を師、もっとも起用あのものあ自分お仕事をより巧みに利用し、もっとも利口なものは労働を省く手段を発見したのであった。耕作者はさらに多くの鉄を必要とし、鍛冶屋はさらに多くの小麦を必要と舌。そしておなじように働きながら、ある門は実入りが多いのに、ほかの者はかろうじて生きていた。
p155
その同じ原理からl人は次のような規則を引く出すことができる。すなわち一般に技術はその紅葉せ引反比例して利益があり、もっとも必要なものが、かならず、もっとも顧みられなくなることである。
成増図書館だったかな
- レビュー投稿日
- 2017年6月2日
- 本棚登録日
- 2017年6月2日
『人間不平等起原論 (岩波文庫)』のレビューへのコメント
まだコメントはありません。