ノスタルジア (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング (2009年2月25日発売)
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本棚登録 : 185
感想 : 31
4

「些末なおもいで」「dysprositos」「熱い骨」の3篇収録。

「羽が生えて四散する肉体」という奇病、って、まるでボリス・ヴィアン「うたかたの日々」を連想させる。
この年代前後でのデヴューされた作家さんにはえてして、「これって後から読んだら自分で困っちゃうんだろうなあ」なこっ恥ずかしい一文や二文がどうしてもあるものですが(あえて名前は伏しますが、結構例には困りませんね)、「些末なおもいで」に関してはそれはない。
(乙一やレイモン・ラディゲにもありませんでした)
ラスト近く「これはもうちょっと違う書き方が出来るのでは?」というところもありますが、重心の置き方の問題に過ぎません。
ただし、あとの2作は習作の域、と判定。

表紙は今市子さん。

三浦しをんさんの解説がまったくよくなく(というか、酷く)、がっかりでした。ないほうがいい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ヨミモノ
感想投稿日 : 2011年8月8日
読了日 : 2011年8月8日
本棚登録日 : 2011年8月8日

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