ふたり探偵: 寝台特急「カシオペア」の二重密室 (光文社文庫 く 12-4)

著者 :
  • 光文社 (2010年7月8日発売)
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本棚登録 : 58
感想 : 10
3

クロケンのトラベルミステリ...ではないw。
その体裁をとってはいるものの電車内に
おける「孤島の密室」という状況を利用。

なんか妙に縛りのある作品で結構粗さや
後付け設定も多くミステリとしての評価は
正直...ビミョーかしら。ただ、そこらの
トラベルミステリとは一線を画するような
クロケンらしさを出そうとしてる意欲は充分。

恋人同士が身体と意識が一人にリンクして
一人が「ふたり探偵」として謎を解く。
その真相、動機...そして犯人、さらには
主人公「友梨」に秘められた謎...。
相当な推理と過程に強引さはあるが
ファンタジー・ミステリと思って読めば...ね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内作家か〜
感想投稿日 : 2010年10月2日
読了日 : 2010年10月2日
本棚登録日 : 2010年10月2日

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