豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1977年12月2日発売)
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本棚登録 : 2839
感想 : 250
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『春の雪』『奔馬』『暁の寺』に続く豊饒の海の最終巻。四巻を通すととても長い小説で、読み切るのに丸々一月がかかった。ただ、その労力に見合う価値は十分にある大作。

暁の寺に差し掛かった辺りから、何か恐ろしさを感じ始めた。老いや死に対する恐怖。年老いてく本田に人生の儚さを発見した。

読了時の達成感はさることながら、同時に安心感を得た。なんだろう、不思議な小説。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年9月5日
読了日 : 2013年8月29日
本棚登録日 : 2013年8月29日

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