『春の雪』『奔馬』『暁の寺』に続く豊饒の海の最終巻。四巻を通すととても長い小説で、読み切るのに丸々一月がかかった。ただ、その労力に見合う価値は十分にある大作。
暁の寺に差し掛かった辺りから、何か恐ろしさを感じ始めた。老いや死に対する恐怖。年老いてく本田に人生の儚さを発見した。
読了時の達成感はさることながら、同時に安心感を得た。なんだろう、不思議な小説。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年9月5日
- 読了日 : 2013年8月29日
- 本棚登録日 : 2013年8月29日
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