エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)

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本棚登録 : 2527
レビュー : 313
制作 : ルース・クリスマン・ガネット  わたなべ しげお  子どもの本研究会 
newtongakuinさん 国語   読み終わった 

 おそろしい動物のいる動物島へ、りゅうを助けに行く男の子の冒険物語です。エルマーは老人ネコから、動物たちによってとらわれの身になったりゅうの話しを聞き、そこからりゅうを助けに行く大冒険がはじまります。
 冒険の準備として用意したのは、ジャックナイフ・輪ゴムひと箱・ゴム長靴・じしゃく・ヘアブラシ・ももいろ棒つきキャンデー・チューインガム・・・・。子どもの頃、この部分を読んだときのワクワク感は今でも忘れません。この現実的な物に想像力をかきたてられます。いったい何に使うの?と大人なら思ってしまいますが、これらがりゅうを助けるための道具として大活躍するのです。子どもの冒険の世界にたちまちに惹きこまれます。
 エルマーが動物島へたどりつくと、なんとも憎めない動物たちがあらわれます。さかさにしか話せないねずみ・ぐちゃぐちゃになった髪を気にするライオン・・・・。用意していた道具を巧みに使い、動物たちからのがれ、ついには竜の待つ場所までたどり着くのです。エルマーの勇姿に触れ、自分も冒険しているような感覚になります。
 アメリカ人のルース・ガネット親子によって1948年から1951年にかけて出版された『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』の3部作です。昨年(2008年)、60周年を迎え、なお世代をこえて愛されている素晴らしい作品です。3冊目は人間のエゴに対する批判、社会風刺などおとなにも読み応え十分です。
 低学年の生徒には一冊目の『エルマーのぼうけん』をお勧めします。大人になった今でも、子どもの頃に感じたワクワク感を思い出させるような作品です。ちなみに、本のカバーに描かれている「冒険の地図」とあわせて読むと臨場感がアップします!

レビュー投稿日
2013年3月25日
読了日
-
本棚登録日
2013年3月25日
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