空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) (創元推理文庫 M き 3-1)

著者 :
  • 東京創元社 (1994年3月27日発売)
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本棚登録 : 5135
感想 : 587
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貧乏大学生をやっていたころ、仕送りが入金されると、喜んで河原町の駸々堂まで自転車を走らせた。
『我らが隣人の犯罪』でデビューした宮部みゆきさんの長編『パーフェクト・ブルー』は、金欠ゆえにすぐには読めなかった。その日、「ようやく買える!」と思ってでかけた店に、宮部さんの本と並んで平積みになっていたのが『空飛ぶ馬』だった。そして、財布に余裕があったことから、ついついこの本も買ってしまった。
おいしいものは最後に食べる性格のわたしは、その晩、まず『空飛ぶ馬』から読み始めた。そして、夢中になった。こっちがメイン・ディッシュだったのか。
読み終えてすぐにもう一度最初から読み返して、気づいたら夜が明けていた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2010年10月9日
読了日 : 1987年10月31日
本棚登録日 : 2010年10月9日

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