最近親戚のお葬式があり、ふと思い出して再読。もう十年以上前の刊行だけど、さすが斎藤美奈子さん、今に至る傾向をしっかりとらえている。
結婚しない人は増えているのに、結婚「式」関連産業は衰退しているようでもなさそう。ますますイベント化してる感もある。かたや、葬儀はどんどん身内だけでの「家族葬」が増加。旧来の家意識は今や見る影もないというところか。
それにしてもまあ、葬送にまで「私らしく」なんて言い方がされることに、うわぁ勘弁してよ~とか思っちゃうのは私だけ? どこまで「私」に執着するのかって思ってしまうんだけど…。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
社会・文化評論
- 感想投稿日 : 2017年10月28日
- 読了日 : 2017年10月28日
- 本棚登録日 : 2017年10月28日
みんなの感想をみる